2017年12月09日

mol-74/LILI LIMIT ROCKING BOAT vol.1

今日行ってきたライブは、mol-74とLILI LIMITの対バン。
北京と上海で開催された今回のミニ中国ツアー。
2組とも初の中国ライブだったそうです。
上海編は、おなじみのライブハウスMAO。
若い女性中心に、ざっと500人ほどのお客さんが集まっていて、この2バンドの注目度の高さを感じました。

LILI LIMIT

定刻を1時間ほど過ぎて始まったLILI LIMITのステージ。
大歓声に迎えられて、メンバー5人がステージ上に登場しました。
「A Short Film」からライブスタート。
「Observe」「N_tower」など、ほぼノンストップ状態で次々に楽曲をパフォーマンスしていき、フロアの熱を上げていました。
身体を揺らしてくれる打ち込みメインのサウンドと照明のステージ演出が作り上げる高揚感。
そんな電子的なサウンドに融合する牧野さんの人間的な温かみのある歌声はこのバンドならではの魅力だと思います。
上海でライブができたことへの感謝の思いを伝えた短いMCをはさんで、後半では、「at good mountain」「Kitchen」「Girls like Chagall」とキラーチューンを連発で。
いちばん盛り上がったのは、「上海に愛を込めて」と言ってからパフォーマンスした「Kitchen」だったと思います。
個人的に、このバンドのライブを見たのはメジャーデビュー以降初めてだったのですが、「お客さんを楽しませる」ライブとしての完成度が高くなってきたような印象を受けました。



mol-74

このバンドは、特に女性からの歓声の量が凄かったです。
4人がステージ上に登場したので、メンバー3人にサポート1人という編成なのかと思ったら、先月ベースの高橋さんが正式に加入して今は4人編成になっていたんですね。
「グレイッシュ」からライブスタート。
高音ファルセットボーカルと繊細なメロディーラインの美しい、このバンドの魅力をたっぷり伝えることのできるナンバーですよね。
このバンドは、音源で聴く限りでは、しっとりと聴き入るタイプの楽曲が多いイメージがありますが、ライブで見るとやっぱりロックバンドだなと思わせてくれます。
フロアの温度を上げてくれた「エイプリル」「light」などのロックチューン。
お客さんも大盛況で、「%」の高速ハンドクラップも完璧でした。
あまりの盛り上がりぶりに、「歓迎ムード過ぎて逆にやりづらい」と話すボーカル武市さん。
このバンドは日本でも何回かライブ見たことがありましたが、それを完全に上回っていたのが今回の上海のお客さんたちの盛り上がり。
本人も「日本でもこんなに、やで」などと言ってましたが、日本でのライブ以上に盛り上がっていて驚きました。
「赤い頬」のようなミディアムチューンはもちろんですが、「%」などのロックチューンでもメロディーラインの美しさが際立っているので、そのあたりが上海の音楽ファンたちに好まれるのかもしれませんね。
MCでは、上海に来て、タピオカのドリンクと小籠包を食べたと話す武市さん。
「1点点」「小楊生煎」といったチェーン店の名前が登場するたびに、フロアからは歓声が上がりました。
「今日食べた小籠包が今まで食べた小籠包の中でいちばんおいしくて感動したけれど、それ以上に今日の上海のお客さんに感動しています」
と話して、今日いちばんの拍手。
ちなみにこのMCすべて日本語でしたが、完全に伝わっていました。
お客さんからは、「関西弁、カワイイ!」なんていう声も。
アンコールで演奏された「フローイング」の盛り上がりも凄かったです。
「さよなら 君がいなくなるような気がしたんだ」というサビ部分では、自然発生的に大合唱が起こっていました。



今回は「ROCKING BOAT vol.1」というタイトルのイベントだったわけですが、「vol.2」の開催にも期待したいですね。
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2017年11月17日

Tempalay/MONO NO AWARE/ドミコ 新世代日系独立新星联袂中国大巡演

今日は、独自の世界観を繰り広げる音楽センスで注目を集めている若手バンド3組が中国各地を回るというツアーの上海編。
ライブは見たことなかったものの気になっていたバンドばかり3組も上海まで来てくれるということで、行かないわけにはいきません。
会場は、バンダイナムコ上海文化センターにある未来劇場というちょっと小さめのライブハウスでした。
金曜日の19:15スタートでしたが、お客さん150〜200人ぐらい入っていたと思います。
中国には日本のインディーロックが好きな層と言うのが確実に存在しているので、上海でこの手のライブが開催されるとだいたい毎回これぐらいの集客はあるみたいですね。
オープニングアクトとして中国の鬼否というバンド(?)が登場していたらしいですが、途中から行ったので、見たのは2組目の途中から。

MONO NO AWARE

東京を中心に活動する4人組バンド。
今年リリースされたアルバム「人生、山おり谷おり」ではオリジナリティー溢れるセンスで魅了してくれましたが、今日のこのライブでもこのバンドのそんな世界観を堪能することができました。
独特でありながらもどこか懐かしさを感じさせる、インパクトの強いメロディーライン。
歌詞のフレーズの使い方もユニークで、どこか文学青年的な佇まいを感じさせてくれます。
今日のライブのハイライトは「イワンコッチャナイ」。
「君に嫌われたらどうしよう」という歌い出しで始まる歌詞の内容と、とびっきりポップでどこかコミカルなサウンドのギャップ。
言葉遊びのような語感が心地良いリリックと、一緒に歌いたくなるメロディラインも魅力的なナンバーです。
ライブでは、「言わんこっちゃない」のフレーズ連発が醸し出すソウルフルなディスコ感と、スキャットマンのフレーズをミックスしたアドリブで楽しませてくれます。
「言わんこっちゃない」というフレーズをここまでかっこよく歌えるバンドっていないですよね。
今回の中国ツアーに合わせて再販したという「イワンコッチャナイ」のシングルも無事入手することができました。



ドミコ

このバンド、今日ライブを見るまでどんなメンバー構成なのか全く知らなかったのですが、2ピースバンドなんですね。
ギターボーカルとドラムのみという男性2人組。
この構成でここまでかっこいいバンドサウンドを作り上げてしまうということに驚いてしまいました。
ループマシンを効果的に使用して作り出した音の広がり。
ドラムの迫力が増して聴こえたのも、2ピースバンドだからこそかもしれません。
どこかひねくれているようでいて、ロックンロールへの愛が感じられるドミコの楽曲。
自分たちの音楽を信じてスタイルを確立しているようなところがかっこいいなと感じました。
MCもほぼ全て日本語。
日本でライブする時と変わらないような雰囲気で、あくまでいつも通りの自分たちのライブを届けようというこだわりが感じられました。



Tempalay

メンバー3人にサポートを加えた4人編成でのライブ。
力を抜いて身を任せたくなるサウンドは、ライブで聴くと最高に心地良かったです。
「新世代」は、新しさの中にもどこかレトロなムードを感じさせる、まさに「新世代」のセンスが作り出すサウンド。
1曲の中でも次々に曲調が変化する「新鮮な」「新しい音」に魅了されました。
「かいじゅうたちの島」のように美しいメロディーで聴かせてくれる楽曲があるのもこのバンドの魅力。
でも特に盛り上がったのは、ゲストボーカル(鬼否?)も登場した「革命前夜」。
ベースの心地良いグルーヴに身体を揺らしつつ、美しい旋律に聴き入ってしまいました。
あまり今まで意識して聴いていなかったのですが、このバンド、ボーカルがかなり上手いと思います。

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2017年11月10日

シャムキャッツ/The 尺口MP 联合巡演 上海站

今日は、シャムキャッツの中国ツアー上海編に行ってきました。
会場は、おなじみのLIVEHOUSE MAO。
現地のバンドとの対バン形式だったので、そちらのファンもいたかもしれませんが、200人弱ぐらいのお客さんが集まっていました。
若い女性がやや多めだったかも。
会場に着いたらステージ上で演奏していたのは、欧米系の男性2人組。
現地の対バンバンドなのかと思ったら、オープニングアクトだったようです。
ギターとドラムのみのシンプルな編成。
何のアナウンスも無く突如現れた謎のオープニングアクトでしたが、疾走感溢れる演奏で引き込んでくれた30分間のパフォーマンスでした。

THE 尺口MP

中国で活動する男性3人組インディーロックバンド。
「THE 尺口MP」と書いて「THE ROMP」と読むみたいです。
ギターボーカルにベース、ドラムというシンプルなスリーピースバンド編成でのパフォーマンス。
ほんわかとした心地良さの中にも、キレのあるフレーズがアクセントとなっていて、いつまでも聴いていたくなる音楽。
中国では珍しいスタイリッシュなシティポップバンドです。
歌詞が少ないので、シャムキャッツはもちろん、ceroとかミツメとかネバヤンとかあたりの日本のバンド界隈にも違和感なく溶け込めそうなサウンド。
新人バンドなのか、ライブの雰囲気を見ると上海でもまだそこまで知名度が無いみたいですが、これからさらに注目されそうな存在です。



シャムキャッツ

約1年半ぶりに見るこのバンド。
大好きなバンドを上海でも見ることができたのは嬉しかったです。

[SET LIST]
Funny Face
花草
GIRL AT THE BUS STOP
Four O'clock Flower
Coyote
洗濯物をとりこまなくちゃ
マイガール
Lemon
Riviera
Travel Agency
en)
すてねこ

今年リリースされたアルバム「Friends Again」がとても素晴らしい作品だったのですが、今日はそのアルバムの中からもたっぷり演奏してくれました。
軽快なビートと美しいハーモニーで魅了してくれるシャムキャッツの音楽。
街の風景を切り取って歌い上げるこのバンドの楽曲は、上海の街にも溶け込んでいたように思います。
スタイリッシュでありながら時折コミカルさを感じさせる面を見せてくれるところも良いですよね。

MCではたどたどしくも中国語にチャレンジするメンバー。
でも結局、簡単な英語で何とか乗り切った感もありました。
ドラム藤村さんなんかは、「アイム ヤクザなドラマー」と、日本語がわかる中国人でもさすがに通じないネタで自己紹介する場面も。

アルバム「Friends Again」の中でも個人的に特に大好きな楽曲は「Travel Agency」。
「明日風が吹いたら 西でも東でも なんとなく行きたい方へ あったかそうな場所へ」
音楽とともに気ままに進んでいきたいと思わせてくれます。
まさに今回のアジアツアーを象徴するような楽曲を本編最後に届けてくれました。

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2017年10月21日

moumoon FULLMOON LIVE SPECIAL2017 沐月・2017中秋名月

今日は、moumoonのワンマンに行ってきました。
会場は、7月にSPYAIRを見に行ったバンダイナムコ上海文化センター。
今回は、フロアに椅子が並べられていてスタンディングスタイルでした。

個人的に、moumoonのライブを見るのは約7年ぶりぐらいだったので、かなり久々。
今回は、メンバー2人に、サポートのベース、鍵盤、ドラムが加わったバンド編成でのライブでした。
moumoonにとって、中国でライブをするのは今回が初めてとのこと。
お客さんが来てくれるのか不安だったみたいですが、おそらく300人ぐらいはお客さんが集まっていたと思います。
男女比は半々ぐらいで、年齢層もけっこう幅広かったと思います。

前半は、ロック色の強いアッパーチューン中心にパフォーマンス。
「YAY」のサビ部分でお客さんが一斉に手を挙げる一体感。
やっぱり「Sunshine Girl」のあのイントロが流れてきた時の歓声は凄かったです。
上海のファンたちにとっては、待ちに待った公演だったんだなと実感しました。
「Do you remember?」とか「Hello, shooting-star」も、人気があるようです。
中盤では、メンバー2人のみによるアコースティックスタイルのパフォーマンスも。
「Chu Chu」「moonlight」など、じっくり聴き入ることができました。

MCでは、東京で毎週太極拳を習いに行っていると話す、ボーカルYUKAさん。
今日、朝散歩していたら、公園でたくさんの人たちが太極拳をしている光景を見て、感動したんだそうです。
こういう話をしている間も、全部反応してくれるお客さんたちを見て、「みんななんでこんなに日本語が伝わっているの?」と驚いていました。
確かに、日本人のライブだから、ということもあるかもしれませんが、日本語が通じるお客さんの多さにはいつも驚いてしまいます。
アンコールラストでは、「good night」をお客さんも一緒に合唱。
とてもピースフルなムードに包まれました。
やわらかいアコースティックチューンがあればシリアスなロックチューンもあって、あらゆる音楽性を兼ね揃えているのがmoumoonの魅力ですね。

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2017年10月13日

DATS “智能”梦幻旋律 中国巡演上海站

今日は、DATSの中国ツアー上海編に行ってきました。
個人的に、このバンドのライブを見たのは約2年ぶり。
前回は、ミニアルバム「DIVE」リリース直後のサカスプでした。
今年は初のフルアルバム「Application」もリリースし、注目度も上がってきているタイミングで、初の中国公演となりました。

会場は、育音堂という小さめのライブハウス。
名古屋で言うところのアポロベースぐらいの広さでしょうか。
金曜日の22:30(実際始まったのは23時過ぎ)という遅めの開演でしたが、約100人弱のお客さんが集まっていました。
若い女性がやや多めだったかも。

なぜこんなに遅い開演だったのかと言うと、同じ会場で前の時間帯に別のライブが開催されていて、それが終了したのが22:30頃。
それからDATSのメンバーがリハをやってから開演という流れでした。
ステージ上でのリハのムードのまま、フラットな雰囲気でライブスタート。

打ち込みサウンドをベースとしていながらも、生のバンド演奏が加わることで臨場感が味わえるパフォーマンス。
会場に集まっていたお客さんも、スタートからいきなり踊りまくっていました。
ドラムをフロアに持ち出して臨場感に溢れたパフォーマンスを見せてくれた場面も。
楽曲自体は歌詞がすべて英語なので、外国人にとっても受け入れられやすいということもあるのかもしれません。
MCもほぼすべて英語でした。
初めての海外の地で盛り上がるオーディエンスを前に、ボーカル杉本さんも「amazing!」を連発していました。
現役大学生と言う若さでありながらも、海外でもオーディエンスの心を掴んでしまう才能を持ったこのバンド、今後も注目です。

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