2019年11月11日

小沢健二「彗星」

この秋からMステが夜9時からの放送になって、やたらと「視聴者参加型」を打ち出すこの改編は悪い予感しかしなかったのですが、意外なことに(?)最近の放送はそんなに悪くないです。というより前回11月8日の放送はかなり良かったと思います。中でも良かったのは小沢健二のパート。オザケンは2017年の復帰以降、新曲リリースごとにMステに出演してくれていましたが、その中でも特にしっかり時間を割いてくれていたのが前回の放送でした。何が良いって、風間俊介がオザケンの魅力を熱く語るVTRも、新曲フルコーラスでの披露ももちろん良かったのですが、タモリさんとオザケンがしっかり楽曲についてのトークをしてくれていたのが嬉しかったです。最近のMステでのタモリさんは、もう台本そのままという感じで、司会がタモリである必要性が感じられない放送ばかりでしたが、オザケンとトークしている時のタモリだけは「タモリらしいタモリ」を見せてくれるのです。何というか、トーク中の言葉の一つ一つに心が入っていて、本当にオザケンの音楽を愛していているのが伝わってくる気がします。タモリとオザケンと言えば、今でも強烈に印象に残っているのは、タモリがかつてオザケンの名曲「さよならなんて云えないよ」の歌詞を絶賛していたこと。毎週多くのミュージシャンのあらゆる楽曲を生で聴いているのにめったにその感想を言わないタモリさんが、この曲についてはここまで語るのか!と驚きました。

左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる
僕は思う!この瞬間は続くと!いつまでも

南風を待ってる 旅立つ日をずっと待ってる
“オッケーよ”なんて強がりばかりをみんな言いながら
本当は分かってる 2度と戻らない美しい日にいると
そして静かに心は離れてゆくと


風間俊介も、VTR中でまさにこの曲の歌詞のことを語っていて、もうそれだけでも感動してしまいました。改めて聴いても、なんて切なく美しい表現なんだろうと思います。今生きているこの「瞬間」を胸に留めて大切にすること。「今」の素晴らしさを全肯定する強さがオザケンの歌詞からは伝わってきます。



1995年
冬は長くて寒くて
心凍えそうだったよね
だけど少年少女は生まれ
作曲して録音したりしてる
僕の部屋にも届く


1995年の「さよならなんて云えないよ」から一貫して、新曲「彗星」でもテーマになっているのは、タモリさんが言う所の「全肯定」感。原点回帰というか、やっとかつてのオザケンが戻ってきてくれた!という印象を受けました。思えば、「さよならなんて云えないよ」の前年1994年にリリースされて今でも語り継がれている名盤「LIFE」以降、全編ジャズアレンジの「球体の奏でる音楽」、アメリカでのレコーディングとなった「Eclectic」、全曲ボーカルレスの「Ecology of Everyday Life 毎日の環境学」と、いかにも玄人好みなアルバムをリリースしてきた小沢健二。しかも新曲を全く発表しない期間が長かったこともあり、風間俊介も「崇拝」と言っていましたが、ある意味伝説的な存在にもなっていたような気がします。でも、1995年ごろのオザケンと言えば、小室ファミリーとかミスチルスピッツドリカムZARDとかに並ぶ、あくまでもお茶の間的人気の「J-POPアーティスト」の一人。そんな原点に立ち戻り、伝説的なまでに浮世離れしてしまったイメージを修正して、「みんなのためのポップミュージック」を目指そうとしている、そんな思いが今回の新曲からは伝わってきたような気がしました。「僕の部屋にも届く」という若いアーティストの楽曲が、例えばceroだったりペトロールズだったりネバヤンだったりのことだとしたら「いかにも感」がありすぎなのですが、必ずしもそういうわけでもない様子。前回のMステ放送時にはTwitterでE-girlsの新曲を「好き」だとつぶやいていたり、以前にも番組で共演したSexy Zoneの楽曲の良さをつぶやいていたオザケン。やっぱり、オザケンのもとに届く音楽は、「LIFE(人生、生活)」の一部になれるようなテレビから流れてくる「J-POP」であるべきだし、そんなJ-POPをリスペクトして「全肯定」しているオザケンのスタイルは「So kakkoii!!!」と思いました。



小沢健二「彗星」
2019年11月13日リリース
アルバム「So kakkoii 宇宙」収録曲

So kakkoii 宇宙 - 小沢健二
So kakkoii 宇宙 - 小沢健二
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2019年11月04日

Saucy Dog「月に住む君」

ところで、皆さんにとって、「これを聴いたら泣いてしまう!」という曲はありますか。私にも、何度も聴いて詞もメロディもすっかり覚えてしまっているのに、聴く度に涙腺が緩んでしまう曲、というのがいくつかあって、このブログでも少しづつ紹介していきたいなと思っているのですが、たとえば今年の曲で言えば、ircleの「ばいばい」。亡くなってしまった親友に向けた友情の思いが熱く心に響いてきて、特にラストにメンバーが合唱する「幸せでありますように」というフレーズにはウルッとしてしまいます。



最近リリースされた曲でも、ここ最近毎日のように聴いているのに、毎回必ず涙腺が緩んでしまう鉄板の楽曲があって、それがSaucy Dogの「月に住む君」です。

蛍光灯に照らされた 長いまつ毛
僕も夢の中へ 連れていって
髪の毛がふわり 鼻をくすぐってかゆい
耳元で君がスヤスヤ 眠れない

この曲にはイントロがなく、いきなり「蛍光灯に照らされた」という歌い出しから始まります。曲の冒頭で「蛍光灯」というフレーズが出てきたことで、一気にステージの明かりが付いて、ストーリーが始まったような感覚。リスナーを楽曲の世界へと一瞬のうちに巧みに誘導してくれます。描かれているのは、「僕」の隣でスヤスヤ眠る長いまつ毛の女の子。「髪の毛がふわり 鼻をくすぐってかゆい」という表現がとてもリアルで、聴いているだけでも本当にこの子の髪の毛の感触を感じられてしまうと錯覚してしまうほど。視覚よりも聴覚よりも嗅覚よりも、こういう触覚に訴えかけるような表現が、より「実在感」を増しているような気がします。

瞬きのはずが寝てしまっていたのか
長い間 君と夢の中で過ごしていて
こちらの世界に 迷い込んでしまった
そんな感覚にフワフワフワしているよ

「瞬きのはずが」「長い間」という「一瞬」と「永遠」を鮮やかに表す時間の対比の表現は、スピッツ「楓」の「瞬きするほど長い季節が来て」というフレーズを彷彿とさせます。永遠のように「長い間」続いていく二人の関係は、実はもともとは、「瞬き」のようにささいな一瞬の出来事がきっかけ。「運命の人」との出会いは実際そんなところかもしれないし、人生の真理を突いたような表現とも感じられました。



思い出せないけれど
幸せだったような気がしてる

冒頭からこのフレーズの直前までは、現在進行形の甘いラブストーリーのようにも受け止められます。ところがここで登場するのが、「幸せだった」という過去形の表現。ここで急に物語のテイストが変わっていく予感がします。こういう楽曲中でのドラマチックな展開といえば思い出すのが、彼らの代表曲「いつか」。「いつか」の中でも、1番サビ最後の「君を忘れられんなぁ」というフレーズで初めて二人の恋愛が過去のものであったことが明かされていて、その劇的な展開に心を奪われてしまいました。



例えば遠い昔君と
月に住んでた なんて夢でもね
思い出せば見上げた月が愛しく思えたりする

夢の中のようにフワフワと心地良く幻想的な中でも、「月」という存在がより一層神秘的でロマンチック。「愛しく思える」ではなく「愛しく思えたりする」とやわらかく曖昧に表現しているところが、親近感があって優しさが感じられて、なんだかとても好きです。

ねぇ。現実は僕が
思うよりずっと 残酷だったみたいだね
夢の中では ふたりで居たってさ
目が覚めたら君はいなくなっているんだ

ここがこの曲の大きなポイント。これは完全に私の解釈ですが、この「君」という女の子は、おそらくもう既に亡くなっているのだと思います。「夢」の中ではいつでも会えるのに、現実にはもう会うことができないという残酷な現実。「残酷」というフレーズのインパクトが際立っていて、幻想的でやわらかいイメージのこの楽曲の中でも、特に印象的に心に響いてきます。女の子が亡くなっていると考えると、冒頭の「髪の毛がふわり」というリアルな実在感のある表現との対比もまた鮮やかですね。

小さな夜の子守唄を唱う
君が迷子にならないようにね
歌うのをやめない
僕が生きてる限り

「なんて儚く美しい物語なんだろう!」と思ってしまったのがこの部分。主人公の「僕」は毎晩「子守唄」を歌うのですが、それが「君が迷子にならないように」するため!彼女が亡くなってしまってからも忘れることのない、ただただ一途で純粋な思いが心を打ちます。そして、曲がサビに向けて最高潮に盛り上がっていく部分で力強く歌われるのが「僕が生きてる限り」というフレーズ。「生」と「死」のコントラストが鮮やかに表現されていて、とてもドラマチックです。

例え今穏やかに君が
月に住んでる事も夢ならさ
思い出せば見上げた月は
愛しく想えるのかな?

もともと「月」に住んでいた人間が、死んでからもまた「月」に戻る、というのは、ある意味「輪廻転生」のような世界観。私の乱暴な解釈では、「輪廻転生」とは、死んでからもまた生まれ変わるのだからと考えることで、人間が「死」を悲しんだり恐れたりしなくて済むように作り出した価値観だと思っています。ここでの「僕」も、彼女の死を悲しまなくて済むように、「月に住んでいるんだから」と前向きにとらえようとしていて、その健気で強い思いに、思わず涙腺が緩んできてしまいます。

例えば遠い昔君と
月に住んでた なんて夢でもね
思い出せば見上げた月が愛しく思えたりする
愛しく想えたりする

1番サビと同じフレーズの繰り返し、かと思いきや、これは歌詞を見るまで気付かなかったのですが、実は「愛しく思えたりする」の漢字が違うのですね。「思う」と「想う」。サビに登場するこのフレーズを順番に抜粋すると、「愛しく思えたりする」「愛しく想えるのかな?」「愛しく思えたりする」、そして「愛しく想えたりする」。少しづつ強くなっていく彼女への思いの変化を、絶妙に表現しているように感じました。

Saucy Dogは、このブログでも何度も書いてきましたが、本当に出す曲出す曲が毎回良くて、いつも驚かされます。あまりにも良い曲ばかりなので、次の曲はさすがにそんなに良い曲じゃないんじゃないの?とか思ったり、あるいは逆にハードルが上がりすぎたりしてしまうのですが、そんな思いを見事に裏切って素晴らしい楽曲を届けてくれるこのバンドのソングライティングセンスは本物だと思います。ライブやフェス全盛のシーンの中で、こういう「良い歌」を作ることができる若手バンドは本当に貴重だと思うし、これからも応援し続けていきたいと思います。



Saucy Dog「月に住む君」
2019年10月2日リリース
アルバム「ブルーピリオド」収録曲

ブルーピリオド - Saucy Dog
ブルーピリオド - Saucy Dog

<もしよければこちらも>

Saucy Dog「いつか」
http://musinacl.seesaa.net/article/455147025.html

Saucy Dog「コンタクトケース」
http://musinacl.seesaa.net/article/460535764.html

Saucy Dog「雀ノ欠伸」
http://musinacl.seesaa.net/article/467424347.html
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2019年10月14日

本棚のモヨコ「FUN TIMES」

本棚のモヨコが完全自主製作で発行した歌詞集「FUN TIMES」がとても面白いです。本棚のモヨコが今までに発表した楽曲51曲すべての歌詞を1冊の本にまとめたものですが、実は最大の見どころと言えるのは巻末に掲載されたロングインタビュー。みおちゃん本人が聞き手になって、バンドの結成から現在に至るまでの歴史を語った対談記事。今まで全然知らなかったこと、想像もしなかったようなことがたくさん語られていて、思わず夢中になって読んでしまいました。たとえば、本棚のモヨコの前身バンドのこと。森くんと今野くんと宗詩郎くんたちが高校から大学のころまでやっていたバンドが「8 BEAT TREATMENTS」という名前で、実は検索すると今でもYouTubeにライブ映像が残っているのですが、これがまた本棚のモヨコと全然違うパンクロックバンドでビックリしました。



森くん自身も、「8 BEAT TREATMENTSの曲は全部これで良いのかな?って思ってたんだけど、本棚のモヨコで作った曲は1曲も恥ずかしくなくて、未だに」と語っていますが、やっぱりパンクロックをやるようなキャラの人たちではなかったようです。

本棚のモヨコは、現在に至るまで、メンバーの脱退と加入が相次いでいましたが、メンバーどうしは決して仲が良いとは言えないとのこと。インタビュー内では、メンバー間でケンカをした話とか、メンバーが精神的に病んでいた話とか、そこまで書いて良いの?と思ってしまうほどそんなことが次々に赤裸々に語られていて、ビックリするほどメンバー間の仲の悪さが伝わってきます。楽曲がどちらかと言うとほんわかでポップな印象が強いので、こんなメンバーのドロドロ感はけっこう意外。あと、所属していた事務所との対立の話もわりと衝撃的。当時事務所がプロモーションしていたMVとかアー写とかは、男女混成のほんわか仲良しグループ、みたいなイメージだったので、やっぱりファンからすると本棚のモヨコにはそういう印象を持っている人も多いと思います。でも実際の人間関係は全然そんなじゃなかったわけなので、そりゃ事務所とも対立するよな、という話です。

この歌詞集「FUN TIMES」というタイトルは、本棚のモヨコが51曲目に発表した最新曲の曲名にもなっています。2月に見に行ったこのバンドの自主企画「本棚UFO倶楽部2」でもいち早く聴くことができました。

本棚のモヨコ/のっぺら/余命百年 本棚UFO倶楽部2
http://musinacl.seesaa.net/article/464022502.html

どうやら個性が無くなってしまったみたいだ
どうやら青春は終わってしまったみたいだ
君が言っていた僕の悪いところ全部 直したら
僕はきっと 僕はきっと 無くなっちゃうな

不安定が愛しくなって終わりの合図を見逃している
君が好きだった僕はいないのに
不安定な僕らじゃきっと辿り着けないところまで向かってる
もうここには誰もいないのに
どうせみんな死んでしまうのに

インタビュー記事からも、メンバー自身がこれまで悩み続けながらバンドを続けてきたことが痛いほど伝わってきましたが、この歌詞集を発行した数か月後に残念ながら活動休止を発表した本棚のモヨコ。「FUN TIMES」の歌詞には、そんな最終決断をする直前の、森くんのバンドへの思いや苦悩がそのまま綴られているようにも感じます。「不安定」だったのは、本棚のモヨコというバンドの姿そのもの。でもその存在に愛しさを感じてバンドを続けて来たけれど、ついに「終わりの合図」を受け止める時が来てしまったのかもしれません。悲しいことですが、活動休止を発表したからこそ、この楽曲の歌詞が際立って聴こえてきます。この楽曲を聴いていて印象的なのは、「ファン ファン」というコーラス。一見楽しそうで華やかなよう(FUN)でも、実はその裏には多くの苦悩(不安)が潜んでいる。思えば、私がこのバンドに心を魅かれていたのは、ほんわかポップなだけではなく、その中に人間の心の弱さだとかネガティブな感情が伝わってきたから。そう考えると、本棚のモヨコが仲良しバンドではなかったということも必然のように思えてきます。

最初は、このロングインタビューは歌詞集のおまけ的な位置づけかと思って読んでいたのですが、実はインタビューで語られるバンドのその時の状況とその時に発表した楽曲の歌詞はリンクしていて、インタビュー記事が歌詞の意味の答え合わせ、的な読み方ができて、とても面白かったです。なんか、より一層、本棚のモヨコのことが好きになったような気がします。12月の活動休止まではまだ少し時間があって、ライブもまだいくつか行うようなので、私は残念ながらもう見に行けそうにないですが、行ける方は今のうちに行っておいた方が良いと思います。(絶対おすすめなのは、11月16日に吉祥寺シルバーエレファントで開催される、星めぐりのこどもたち、ザ・ラヂオカセッツとのスリーマン!)この歌詞集「FUN TIMES」はライブ会場の物販にもあるかもしれませんが、オンラインショップとか一部のディスクユニオンとかでも購入できるので、興味のある方は「是非一冊、あなたの本棚に」。

hondana necords ONLINE SHOP
https://necords.theshop.jp/



本棚のモヨコ「FUN TIMES」
配信限定曲
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2019年10月06日

GOOD BYE APRIL インストアライブ

今日は、GOOD BYE APRILのインストアライブに行ってきました。
前作「他人旅行」が全国流通になったのと、タワレコ新宿店でのみニューアルバム「I MISS YOU SO LONG」が先行販売されていて、本日はその2枚を合わせたリリースイベントでした。
フリーのアコースティックライブということもあってか、お客さんの層が幅広かったです。
若い人から年輩の方まで、小さな子どもを連れた家族連れの姿も。

[SET LIST]
LANDMARK
君は僕のマゼンタ
スプートニクの恋人
リップのせいにして
まぼろし

身体とともに心も揺さぶられるポップスの連続は、とても心地良かったです。
メンバーがみんな楽しそうに演奏しているから、見ている側もほんわかとした幸せムードに包まれます。
印象的だったのは、「ポップスをやっているという自負がある」と話した倉品さんのMC。
今度ワンマンライブも開催するとのことですが、このバンドのライブには、下は2歳から上は70歳まで、本当に幅広いお客さんが来るんだそうです。
「どんな日常にも息づいていける音楽」を意識して作っているようで、だからこそGOOD BYE APRILの楽曲はどんなリスナーの心にも普遍的に響いてくるんだと思います。
倉品さん自身も、最近はCDを買わずにストリーミングで聴いてしまうことも多いんだとか。
でも、CDショップに来てレジに列ができているのを見ると、音楽をモノとして所有しておきたいという人がまだこんなに多いんだということに勇気づけられると話していました。
GOOD BYE APRILのCDは、いつでも手元に置いておけるようにこだわって作っています、というCDへの熱い思いを伝えてくれました。
CDにこだわるのは、ある意味時代遅れのようにも思えてしまいますが、時代に流されることのない音楽を目指しているこのバンドらしいこだわりが伝わってきて、嬉しくなりました。
これから先もっと活躍できるように、たとえばテレビからもGOOD BYE APRILの音楽が流れるように(夢は紅白!と言ってました)、これからもずっとこのバンドを応援していきたいです。

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2019年10月04日

バレーボウイズ/キイチビール&ザ・ホーリーティッツ/Mom ブルーハワイ'19 あとのまつり東京編

本日は、バレーボウイズの自主企画ライブに行ってきました。
バレーボウイズ含め、今日出演するアーティストは、実は全組ライブ初見。
ですが、ずっと前から音源では聴いていたりして、ライブも良いに違いない!と思える人たちばかりだったので、とても楽しみにしていました。
会場は、渋谷のTSUTAYA O-nest。
実は始めてきたのですが、入り口かなりわかりづらいですね。
でも中はきれいで、なかなか良いライブハウスでした。
お客さんは200人ぐらい。
学生キャッシュバックがあったらしく、若い人たちが多かったです。
女性ばかりかと思いきや、男性の姿も多かったのが少し意外。

Mom

22歳の男性シンガーソングライター/トラックメイカーのMom。
DJの方との2人でのステージでした。

[SET LIST]
That Girl
(?)
Mr.Lonely
いたいけな惑星
卒業
タクシードライバー
Boys and Girls
Boyfriend

基本的には、DJのトラックに合わせてMomが歌うスタイル。
パフォーマンス中は2人ともクールですが、曲が終わるとユルいムードで、そんな親近感が良かったです。
意外だったのは、DJを使わない楽曲があったこと。
ヒップホップのアーティストだと思っていたので、「いたいけな惑星」「卒業」の2曲ではエレキギター弾き語りをしていたのには、ちょっと驚きました。
しかも、曲調も、ポップでどこかフォークテイスト。
Mom自身も、ヒップホップだけでなくロックとかも好きだと話していましたが、いろいろな音楽が好きなんだろうな、という印象。
でもそのおかげで、どのシーンにも属していない、みたいな状況になってしまっていて、「居場所がない」と話していたのが印象的でした。
今回の3組の対バンも、Momだけが異色な気がしていましたが、実際ライブ見てみると、実はそんなに違和感がないのではと思えてきました。
一見ヒップホップ要素が強めでも、実はメロディが美しかったり。
耳に引っかかる声質も魅力的。
Momの声質は内村イタルに似ているな、と思って聴いていたのですが、そう思っていると見た目もけっこう内村イタルに似ている気がしてきたのですがどうでしょうか。



キイチビール&ザ・ホーリーティッツ

現在ボーカルのキイチビールが休養中のため、4人編成でのライブとなったキイチビール&ザ・ホーリーティッツ。
7月にキイチビールの活動休止を発表したため、夏フェスシーズンや9月までのライブは、もともと5人でのキイチビール&ザ・ホーリーティッツとしてオファーをもらっていたんだとか。
でも、今日のライブは、4人編成になってから初めてオファーされたライブだったとのことで、とても有り難いです、と話していました。
4人編成では、KDさんがギターボーカルとなっています。
ボーカルが男性から女性に変更になるということで、どうしても雰囲気は大きく変わってしまいますが、これはこれで意外とかなり良かったです。
個人的にキイホリの最近の曲はあまり知らなかったこともあり、また別の新しいバンドとして楽しむことができました。
KDさん、もともとメインボーカルだったんじゃないかと思えるほどのハマりよう。
特に、「世の中のことわからない」は、女性ボーカルならではの哀愁感みたいなものが漂ってきて絶品でした。
バレーボウイズとは、前から仲が良く、朝まで一緒にお酒を飲むような間柄なんだとか。
後ほど、バレーボウイズにKDさんの酒グセの悪さを暴露されてましたが。



バレーボウイズ

京都で活動する7人編成バンド。
今回は、「雨があがったら/セレナーデ」のリリースに伴ったイベントでした。

[SET LIST]
アサヤケ
渚をドライブ
雨が上がったら
卒業
ひがしのまち
セレナーデ
アイドル
タイトルコール
en)
人間大好き
en2)
シアワセ

期待していた通り、幸せ感に溢れた楽しさ満点のライブを展開してくれました。
メンバー全員がみんな楽しそうに歌っているのが良いですよね。
メインボーカルの前田さん、見た目はかなりイカつくてコワモテな感じですが、歌い始めると思いっきり美声で、そのギャップが凄いです。
楽曲も、フォークテイストだったり昭和歌謡風だったり、どこか懐かしさと安心感を感じられるので、つい一緒に歌いたくなります。
今日のお客さん、全体的に若い人が多かったですが、年齢層高めな方もちらほら見えたのも納得です。
新曲「雨があがったら/セレナーデ」は、配信及び今回の自主企画限定で8cmシングル付きZINEとして販売。
このZINE、メンバーの手作りなんだそうです。
側面が銀色にコーティングされていますが、メンバーの家に集まってこの部分に銀色のスプレーをしたのが、この夏の大きな思い出だと話していました。
けっこう作りこまれているZINEで、しかもあえて8cmシングル付きにしたというところも、メンバーのこだわりが伝わってきます。
アンコールでは、「人間大好き」。
「飯食って風呂入って」のコール&レスポンスから始まって、ライブではもうすっかりキラーチューンになっているナンバー。
今度、この曲のMV撮影をするとのことで、そのエキストラ募集の告知もしていました。
ライブハウスで観客として楽しめばいいだけのようですが、日時が平日の朝9時半開始で14時ぐらいまで。
これかなり参加できる人限られると思うのですが、ちゃんと集まるのかちょっと心配。
オオムラさん、告知のチラシを学校とかマンションとかの掲示板に貼って!とアピールしていましたが。


posted by なっくる at 00:00| Comment(0) | ライブレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする