2018年12月08日

Nulbarich 和風麗日

今日は、Nulbarichの上海初ワンマンに行ってきました。
会場は、おなじみのModern Sky Lab。
平日の夜9時開演でしたが、そこそこの集客。
600〜700人ぐらい?
先日、武道館ライブを成功させたNulbarichですが、上海でも音楽好きの間で注目度が高いようです。
若い女性が多めですが、男性の姿も目立ちました。
日本人のお客さんも多かったと思います。
欧米系の外国人の姿も見られて、ワールドワイドに人気を集め始めているようです。

総勢6名のバンド編成で登場。
メディア等に顔出ししていないので、どんな人たちなのかと思いましたが、どちらかというと強面な感じで、見た目は、夜のクラブで遊び歩いている人たち、というイメージ。
ボーカルのJQは、お客さんに「元気?」と話しながら、ラフな感じで登場しました。
初めて見たJQは、サングラスに髭に黒いコートというルックスで、大人の遊び人といった印象。

Nulbarichの音楽と言えば、ブラックミュージックをルーツにしたサウンドが特徴ですが、その魅力を存分に堪能できるのはやっぱりライブ。
メンバーどうしのアンサンブルが作り出すグルーヴ感に、お客さんたちも思い思いに揺れながら楽しんでいました。

キレのある演奏の中で際立っていたのは、JQの日本人離れしたセンスのボーカル。
海外公演と言っても臆することなく、自由気ままにパフォーマンスする姿には大物感がありました。

MCでは、「Thank you」「ありがとう」「謝謝」と各国の言葉で感謝のメッセージ。
「シェイシェイ」って言葉の響きが可愛いよねって言って、何度も連発していました。
お客さんからの「かっこいい!」という声には「ざす!」と返答する場面も。
「ざす means "Thank you"」と言って、「日本で流行っている言葉です」とか、適当な説明してました。
その後、フロアから、合間合間に「ざす!」という声が聞かれて、一時的に流行する現象が起きましたが。

アンコール無しで2時間弱の公演。
楽曲によって意外と歌モノバラード感強かったり、ディスコサウンド系だったりと、けっこう幅広いという発見もありました。
代表曲の一つ「ain't on the map yet 」ももちろんパフォーマンス。
イントロの時点でフロアが沸き立つ盛り上がり。
踊りたくなるクールなダンストラック。

posted by なっくる at 23:13| Comment(0) | ライブレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月01日

青はるまき「君のシャンプー」/waybee「Shampoo」

先日、家に帰ってきて洗面所で手を洗っていた時のこと。なぜか急に、上海に住み始めた頃の感情がフラッシュバックしてきたんですね。昨年の3月末に上海に引っ越してから、早くも1年8か月。今でこそ、そこそこ生活にも慣れてきましたが、初めの頃はいろいろ大変でした。中国語もほとんどわからないし、海外で生活するのはもちろん初めての経験。新しい生活への希望や期待というより、圧倒的に不安感が強かったように思います。それから1年8か月が経って、中国語が話せるようになったかというと全然そんなことは無くて、むしろ言葉は話せなくても、上海ならなんとか生活はできる、ということを学びました。そんな感じで上海生活にも慣れてきたころに、ふと蘇ってきた1年8か月前の感情。なんで急にそんな感情になったのかなと、考えていたのですが、その原因がわかりました。手を洗うときに使っていたハンドソープです。ハンドソープは現地で買ったものを使っているのですが、先日買い換えたものがたまたま上海生活を始めた頃に買ったのと同じ銘柄のハンドソープだったんですね。そのハンドソープの匂いを、鼻が当時の感情と一緒に記憶していたんだと思います。匂いをきっかけにして蘇ってくる思い。匂いがその当時の感情を蘇らせることってあるんですよね。

シャンプーを変えたら君の匂いがした
あぁもう最悪だな 忘れさせてくれよ
抱きしめてキスして初めて知ったんだ
幸せの匂い 忘れさせてくれよ

青はるまき「君のシャンプー」の中で歌われているのは、シャンプーの匂いをきっかけにして蘇ってきた、昔の恋人への思い。男性が魅かれる女性の匂いの中でもシャンプーの匂いってけっこう大きいような気がします。香水の匂いとか化粧品の匂いとかではなくて、あくまでもシャンプーの匂いっていうところが良い!この曲中の男性も、シャンプーのような清潔感とか健康的なイメージを、その女性に対して抱いていたんだと思います。そんな美しい思い出だからこそ、失ってしまったことへの喪失感がより切ない。「シャンプーが切れたら また同じのを買おう」なんていうところは、未練がましいけれども、男性ならつい共感してしまうのではないでしょうか。男性ならではの繊細な感情を綴った歌詞が良い曲だと思います。



青はるまき「君のシャンプー」
2018年7月25日リリース
ミニアルバム「クロヒョウ脱走事件」収録曲

クロヒョウ脱走事件 - 青はるまき
クロヒョウ脱走事件 - 青はるまき

キュンとして また探してしまう面影
思い出したいのは香るシャンプーの匂い
嗅がせてまた 薄れてく面影
胸が痛むのは残るシャンプーの匂い
夢じゃないや

「君のシャンプー」と同じく、昔の恋人のシャンプーの匂いをモチーフにした曲として思い浮かぶのは、waybeeの「Shampoo」。昔の恋人のことを思いながら、思い出したいのは見た目とか声とかではなくて、「香るシャンプーの匂い」。匂いの記憶が薄れていってしまうにつれて彼女のことを忘れてしまうのが怖い、という思いが切なすぎます。シャンプーの匂いが昔の恋人への思いを蘇らせることを綴った表現が素晴らしいと思います。

奇しくも、この青はるまき「君のシャンプー」とwaybee「Shampoo」のMVには、あわいあおさんという同じ女優さんが出演しています。その美しく長い髪からは、動画で見ていてもまさにシャンプーの匂いが漂ってきそう。そんなところにも注目して見てみてください。



waybee「Shampoo」
2016年9月21日リリース
アルバム「BRAND NEW WAVE.」収録曲

BRAND NEW WAVE. - waybee
BRAND NEW WAVE. - waybee
posted by なっくる at 20:23| Comment(0) | MUSIC LIFE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月25日

ポルノグラフィティ「ブレス」

「水曜日のダウンタウン」で、現在とんでもない企画が放送されていて話題になっています。それが「MONSTER HOUSE」。若い男女6人がシェアハウスに住んで生活を共にするという、ありがちな恋愛バラエティ企画なのですが、その中にクロちゃん(安田大サーカス)が紛れ込んでいるんですね。クロちゃんをイジり続けてきたこの番組ならではの集大成的な企画で、フォーカスされるのは、下心丸出しで女の子に接したり、自分に都合のいいようにコロコロ嘘をついたりするクロちゃんの姿。先日放送された、一人の女の子との長時間にわたる濃厚なキスとその後しばらく余韻に浸って奇行に走るクロちゃんの姿は、スタジオを悲鳴の渦に包み込んでいました。これを見て、クロちゃんへの嫌悪感をマックスにしてその人間性を罵倒するのが番組側が想定した正しい(?)試聴法だと思いますが、スタジオでVTRを見た後のT-Pablow(BAD HOP)のコメントは、それとはちょっと別の角度から捉えていて秀逸に感じました。

あの、ひとつ思ったのが、
クロちゃんさん、あの、顔がすごくイケメンだったとしたら、
メチャクチャモテるんじゃないかと思って
女の人の接し方とか、スゲーうまいから。

そうなのです。ここまでクロちゃんがゲテモノ扱いされるのって、おそらく外見的要因が8割ぐらい(もしかしたら99%ぐらいかも)占めているんですよね。もしこれがクロちゃんじゃなくて仮に綾野剛だったら、とか思ってこの企画を見直してみると、女の子への強引な接し方も、クサいセリフも、たまにつく嘘でさえも、「チョイ悪な大人の男性の魅力」みたいな感じに違和感無く受け止めてしまうのではないでしょうか。要は、「※ただし、イケメンに限る」みたいなこと。そう考えると、だんだんクロちゃんに同情してきてしまい、かわいそうとさえ思ってしまう自分がいます。持って生まれた外見だったり、これまでの人生の中で築き上げてきた性格や行動パターンだったり、自分ではなかなかどうしようもないことに捕らわれて苦しんでしまう姿。この企画って、ある意味、社会の中で「生きづらさ」を感じている現代人の姿を捉えたドキュメントなのかもしれません。もっとも、クロちゃんがこの企画の中でどこまで「演じて」いるのかはわかりませんが。それにしても、カメラの前だとわかった上でここまでやりきってしまうクロちゃんって、人に「笑われる」タイプの芸人を極めたプロフェッショナルのようさえ感じてしまいます。

「プロフェッショナル」と言えば、先日放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」に脚本家の坂元裕二が出演していました。彼が作品を作る上でのキーワードになっているのは「生きづらさを抱えている人たちの日常を丁寧に描く」ということ。「Mother」「それでも、生きてゆく」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「カルテット」「anone」などなど、彼が生み出してきた名作の数々が私の心を掴んで離さないのは、まさにその部分なんですよね。現代社会の中で器用に生きる大多数の人間ではなくて、不器用ながらもなんとか生きていこうとする少数派の人間の姿。「たとえそれほど視聴率が取れなくても、一人でも救われる人がいればいい」という坂元裕二の優しさに感動しました。

ちなみに、この「水曜日のダウンタウン」と「プロフェッショナル 仕事の流儀」の2番組については、ヒコさんの「青春ゾンビ」にもしっかり取り上げられていました。最近更新頻度がすっかり低くなってしまったのが残念な「青春ゾンビ」ですが、その中でもこの2番組を選んで書いてくれたのが、「青春ゾンビ」ファンとしては嬉しいところです。

水曜日のダウンタウン「MONSTER HOUSE」3話
http://hiko1985.hatenablog.com/entry/2018/11/17/004621

プロフェッショナル仕事の流儀「 生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二~」
http://hiko1985.hatenablog.com/entry/2018/11/21/004235

最近、村田沙耶香著「コンビニ人間」が文庫化されたので、今さらながら読んでみたのですが、これがまたとても面白かった!芥川賞受賞作と聞くと敷居が高いようにも感じてしまうのですが、読み出すとページを捲るのももどかしくなるほどの面白さに引き込まれてしまいました。大学卒業後、正社員として働くことも結婚することもなく、コンビニのバイトとして20年近く働き続ける一人の女性が主人公。傍から見れば、もっとちゃんと将来のことを考えて真面目に生きろと思われてしまうところ。「普通」に生きることを求められる社会の中で、自分ではどうしようもなく、「普通」に生きることができずに苦しんでしまう主人公の姿に共感してしまいました。社会は多様性に向かっているようでありながら、実は協調性を求める力が強くなってきているという矛盾。他の大多数の人間と同じように器用に生きることができない人間にとって、ますます「生きづらさ」を感じてしまう時代なんですよね。

コンビニ人間 (文春文庫)
コンビニ人間 (文春文庫)

「MONSTER HOUSE」にも坂元裕二作品にも「コンビニ人間」にも通じる、「現代社会の中で生きづらさを抱えている少数派の人たちの姿を描く」というテーマ。このテーマ、音楽作品で言うと、たとえばハンブレッダーズだったりドラマチックアラスカだったり3markets[]だったり、インディーズバンドだったらわりと思いつきますが、メインストリームのジャパニーズポップスの中ではそういうテーマの作品はまだまだ少ない印象。そんな中で、私が最近革新的だと感じたのが、ポルノグラフィティの「ブレス」です。

君はもう十分 頑張っているのだけど
知らない間に急かされている 何か変えろと迫られ
今のままじゃダメかい? 未来は早足でなきゃ
たどり着けないもんかい? ネガティブだって君の大事なカケラ
壮大な旅の途中さ
ありのまま 君のままでいいんじゃない

映画ポケモンの主題歌としてリリースされたこの楽曲は、新藤晴一が手掛けた詞の中に、現代社会を懸命に生きる子どもたちへのメッセージが込められています。運動も勉強もできて異性にもモテるような、クラスの中でも中心的な子どもではなくて、フィーチャーされているのは、あくまでも教室の端っこにいる目立たないタイプの子ども。そういうタイプの子どもにとっては、子どもの頃から「自分を変えないとダメだ」「ポジティブにならなきゃ」みたいな周囲のムードは苦しみでしかないんですよね。今までのメインストリームのジャパニーズポップスって、ある意味そういったムードを助長してきたようなものかもしれません。そんな中で、「ネガティブだって君の大事なカケラ」と自分を肯定してくれるかのようなメッセージが出てくるのは、かなり貴重で嬉しいものだと思います。子どもでさえも「生きづらさ」を感じてしまうこの社会ですが、この曲は子どもたちに限らず、「生きづらさ」を抱えるすべての人たちの心に響くはず。こういったメッセージを、「ポジティブな言葉で溢れているヒットチャート」のど真ん中でヒットを飛ばし続けてきた、言わば「器用に生きている大多数の人間」の象徴的なこのバンドが歌ってくれたことに、なんか凄く意味があるように感じます。



ポルノグラフィティ「ブレス」
2018年7月25日リリース
シングル

ブレス(初回生産限定盤)(DVD付) - ポルノグラフィティ
ブレス(初回生産限定盤)(DVD付) - ポルノグラフィティ
posted by なっくる at 20:27| Comment(0) | MUSIC LIFE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月10日

DENIMS/Special Favorite Music/evening cinema/Taiko Super Kicks/阿佐ヶ谷ロマンティクス 次世代日系独立摇滚研究所vol.1

今日行ってきたのは、日本のインディーズミュージシャンがなんと5組も集結したイベント。
この組み合わせを上海で見ることができるとは!
ライブハウスシーンを中心に人気を集める5組。
日本でもなかなか見られない対バンですよね。
今回のライブの企画レーベルは、よく日本のインディーズバンドを呼んでいるのですが、年に1回ぐらいこういうちょっと大きめのイベントを企画しているようです。
ちなみに昨年は、Tempalay、MONO NO AWARE、ドミコのスリーマンでした。
http://musinacl.seesaa.net/article/454970586.html

会場はおなじみのバンダイナムコ上海文化センターの未来劇場。
若い人中心に200 人ぐらい集まっていたと思います。
女性がやや多め。
ちなみに、同日、バンダイナムコ上海文化センターの大ホールの方では大橋トリオのライブも開催されていました。

阿佐ヶ谷ロマンティクス

簡単な中国語の自己紹介の後、ライブスタート。
中国でのライブは初めてだったようで、その初々しさが良かったです。
ライブを見るのは初めてだったのですが、鍵盤の入った大人数編成の時点で良いですね。
ボーカル有坂さんの美しく澄んだ歌声でしっとりと聴かせてくれる歌の連続。
スキップしたくなるようなビートが身体を自然に揺らしてくれます。
単なるポップスではなくて、レゲエ的な要素が入っていて、ずっと揺れていたくなる心地良さに包まれます。
中盤ではバンドを結成して初めて作った曲だという「チョコレート」を披露。
スイートなリズムに乗せて歌われる、男の子と女の子の甘いラブストーリー。
なんとこの日のためにチョコレートを手作りして持ってきてくれたそうで、物販で数量限定で売っていました。
後半では、心地良いビートが印象的な「君の待つ方へ」、そして私がいちばん好きな「春は遠く夕焼けに」も最後に歌ってくれました。
ノスタルジックで日本的な情景の美しさ。



evening cinema

今年リリースのアルバム「CONFESSION」収録の「告白」がとても良くて、最近ハマっているアーティスト。
今日ライブで見ることができるのが本当に楽しみでした。

[SET LIST]
告白
さよならは今度のために
three
jetcoaster
原色の街
(?)
わがまま

ボーカル原田さんを中心とした4人組バンド編成でのパフォーマンス。
MacのPCから流れるトラックをベースにしながらも、バンドの生演奏メインで聴かせてくれるのは嬉しいところ。
いきなり大好きな「告白」からスタート。
ナルシストなまでにポップスターになりきって歌い切る原田さんの姿が印象的。
曲間に一瞬演奏が止めるブレイクポイントがあるのですが、そこで原田さんが囁いた「ウォーアイニー上海!」にやられてしまいました。
今回初めてライブで見て改めて感じたのは、evening cinemaが抱いているジャパニーズポップスへの愛とリスペクト。
大瀧詠一、岡村靖幸、小沢健二を始めとした、至極のポップスの数々のエッセンスを、アップデートして現代のサウンドに仕上げてしまうセンスの高さ。
近未来的なディスコサウンドがワクワク感を高めてくれて、最高に楽しいライブパフォーマンスを繰り広げてくれました。
MCでは、上海で初めてライブをすることができて嬉しいという話。
上海グルメも堪能したようで、特に白酒が美味しかったと言ってましたが、原田さん相当お酒強いんでしょうか。



Taiko Super Kicks

このバンドのライブを見るのはかなり久々。
海外のライブだからと言って、変に気負うこともなく、ラフなムードで演奏スタート。
この普段着感が良いですよね。
メンバー自身が来ている服もまさに普段着という感じでしたが。
音楽自体も普段着感があるというか、何の違和感もなくすんなりと身体に馴染んでいく感覚。
中国のネット上では、このバンドをミツメあたりと並列に紹介していて、言われてみればそれも納得のサウンドです。
MCもほぼゼロで、音楽にストイックな姿勢が感じられました。



DENIMS

日本でも何度も見てきたこのバンドですが、上海でもライブを見ることができるとは!
「DAME NA OTONA」「わかってるでしょ」から始まり、「ゆるりゆらり」「fools」「Goodbye Boredom」などなど、ラストの「Alternative」まで、相変わらずの最強のグルーヴで、初めて見たお客さんでも踊らせてくれるステージを届けてくれました。
やっぱりこのバンドのグルーヴ感は最高です。
ライブで体感するとそれがまた格別で、それはきっと言語や国境も超えるほどのパワーがあるはず。
MCでは、ボーカルのカマチューさんが、スマホのメモを見ながら中国語に挑戦。
ドラムえやまさんも中国語で何か喋っていましたが、発音が悪くて全然伝わっていませんでした。
ギターおかゆさんが通訳を通して話していたのは、僕ら大阪のマルフクという居酒屋によく居るので、大阪に来たときは来てください、という超ローカル情報。
そんなところから伝わってくるバンド内の仲の良さが、このバンドならではの息の合ったグルーヴを生み出しているんだと思います。



Special Favorite Music

トリは、本日の出演者の中で、唯一の上海2回目公演となるSpecial Favorite Music。
昨年は行くことができなかったので、今日は本当に楽しみにしていました。

[SET LIST]
今日の日はさようなら
Baby Baby
CORNERSTONE
Highlights
Future
Ceremony
Royal Memories
en)
Goodies

サポートも入れて総勢8人編成でのステージ。
サックスとかバイオリンとかが入っている時点で、ワクワク感を高めてくれます。
男女ツインボーカルに、様々な楽器の音色が作り出したハーモニー。
素敵な音楽のエッセンスだけを集めたようなステージは、幸福感しかありません。
会場が一体になって踊れるような簡単な振り付けがあったりするのも、ライブで楽しいポイント。
そして何と言っても、メロディ自体が良いんですよね。
「Royal Memories」の普遍的なメロディの美しさ。
子どもから大人まで、誰でも自然に口ずさみたくなるメロディラインが最大の魅力。
終演後のサイン会で少しだけお話しできたのですが、メンバー全員良い人ばかりで、その人柄の良さが音楽に現れているような気がしました。
また来年も上海でライブします!と宣言してくれたので、今から楽しみです。



というわけで、素晴らしいアーティストばかりが集結した本日のイベント。
しかも1組40分ぐらいたっぷりパフォーマンスしてくれて、大満足でした。
7時過ぎから始まって終演が12時近くという長丁場でしたが、疲れも忘れさせてくれるぐらいの素敵な音楽に包まれました。
posted by なっくる at 00:00| Comment(0) | ライブレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月28日

Superfly「Gifts」

上海で普段よく行く飲食店で、私が特に好きなのは、「宙(そら)」という韓国料理店。韓国料理店と言っても、経営者が日本系の方のようで、日本人好みの味付け。日本語のメニューもあるし、店内で日本語も通じます。上海にある日本人経営の韓国料理店って、意味わからないかもしれませんが、その通りなのだからしょうがない。ここのスンドゥブ(純豆腐)が絶品。ごはんとスープに、サラダ、チヂミ、ナムル、キムチ、茶わん蒸し、フルーツに好きなソフトドリンクが付いたランチセットが58元(約1000円)。ちょっと高い気もしますが、常連になるといつでも10元引きの割引券が貰えるので、48元(約800円)と非常にリーズナブルなお値段でいただいています。土鍋に入った熱々のスンドゥブは、冬でも汗をたっぷりかいてしまうほど辛い!でもその辛さの向こう側に凝縮された旨味があって、病み付きになってしまうのです。ランチによく伺っているのですが、だいたい週に1回はいただいています。日本に住んでいたころは、スンドゥブなんて食べたことなかったのに、すっかり好物になってしまいました。この店は、他にも石焼ビビンバとかチキン南蛮とかも美味しいです。それと、隠れた絶品メニューは、カレーライス。韓国料理屋ということもあって、焼き肉用の牛肉もふんだんに入ったビーフカレーです。ルー自体も、コクがあって、カレー専門店にも引けを取らない美味しさ。上海に遊びに来ることがあったら是非、オススメしたいです。最寄り駅は、地下鉄10号線水城路駅。上海に来て、日本人向けの韓国料理を食べるのもどうかという話ですが。

先日放送された「ドキュメント72時間」がまた良かったです。今回は、函館のハンバーガー店「ラッキーピエロ」が舞台。長年連れ添った夫が癌にかかってしまった老夫婦だとか、息子さんを亡くされてしばらくの間食べ物が喉を通らなくなってしまったお母さんだとか、平和な店内の中でも駆け巡っている、日々を懸命に生きる人たちのドラマ。それでも、人は、美味しいものを食べているときは幸せになれるんです。それがたとえジャンクフードだったとしても。そんな、それぞれの些細な「幸せ」の切り取り方が素敵な放送でした。ラッキーピエロって、店名は前から知ってましたが、美味しそうですね。大きい唐揚げが入ったやつとか食べてみたい!

金曜日夜のシャムキャッツ&ゾンビーチャングのライブがとても良かったので、今週末はその余韻で、なんかずっと幸せな気分でした。ここのところ、先週も水カンに行ったし、来週もSHISHAMOワンマン、再来週はDENIMS/Special Favorite Music/evening cinema/Taiko Super Kicks/阿佐ヶ谷ロマンティクスという中国とは思えない素晴らしい対バンのチケットをもう既に買ってあるので、しばらくライブが毎週続く感じになります。その後も、
11/18 上北健
11/24 SPYAIR
12/1 西原健一郎/SIRUP
12/7 Nulbarich
12/15 ハンバート ハンバート
12/24 PAELLAS
と気になるライブがほぼ毎週のように連続。と思っていたら、来週のSHISHAMOワンマンが急に中止(延期?)になってしまったようです。初の上海公演ということで楽しみにしていたのですが。チケットも既に送付していただいていたのですが、中止の知らせとともに、チケット輸送費含めて即返金してくれたのは、非常に好印象でした。料金の支払いも払い戻しもスムーズなのは、日本よりもはるかにキャッシュレス化が進んだ中国ならでは、かもしれません。

先日のライブで購入したシャムキャッツのDVDを珈琲とチョコファッションを食べながら鑑賞。この「珈琲とチョコファッションを食べながら」という部分、誰もわからないと思いますが、「青春ゾンビ」ヒコさんへのオマージュです。「青春ゾンビ」今年1月31日付の「最近のこと」エントリーに、「オールドファッションと珈琲でクマのプーさんの本を読んだ」というくだりがあって、それをこの前読み返して以来、無性に珈琲とオールドファッションを食べたくなってしまったのです。近くのスーパーにはオールドファッションは売っていなかったのですが、私はむしろチョコファッションの方が好きなので、これは全く問題ありません。この文章で、「クマのプーさんの本を読みたい!」と思わせるのではなくて、「珈琲とオールドファッションを食べたい!」と思わせてしまうのが、ヒコさんの文章の凄いところなんだと思います。多分。前も書いたかもしれませんが、当ブログの「MUSIC LIFE」カテゴリーの記事は、時おり「青春ゾンビ」の「最近のこと」を意識して書いています。それぐらい「最近のこと」が好きなのですが、最近書いてくれていないので、ちょっと寂しいところです。

http://hiko1985.hatenablog.com/entry/2018/01/31/114438

肝心のシャムキャッツDVDですが、今年4月のホールワンマン全編の映像と、昨年のアジアツアーの様子をオフショットも含めてダイジェストにした映像の2枚組になっています。ホールワンマンで、夏目さんが黒髪短髪なのが良い。夏目さんと言えば、最近はすっかり金髪のイメージで、昨年のアジアツアーの時も先日の上海公演の時も金髪だったのですが、その間に黒髪時期があったのですね。個人的には、そっちの方が似合っていると思うのですが。


そうだ
あぁ 行きたい国や街があるから
あぁ 食べたいおかずとごはんがあるから
あなたの生きてく意味はある 笑ってみせてよ


「来週もまたスンドゥブ食べたい」とか「来週のライブ楽しみ」とか、「ちょっと先の未来にちょっとした楽しみがあるから生きていける」というのが最近の私の正直な感覚です。「生きる意味」なんて言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、生きるためのモチベーションなんて、きっとそんな些細なことで十分。そんなメッセージが込められたのが、越智志帆が作詞を手掛けたSuperflyの新曲「Gifts」。平易な言葉の中にも、滲み出てくる「生きる」ことへのエール。この曲がNHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲に選出されたことで、生きることに絶望してしまった中学生を一人でも救える可能性を秘めているような、そんな気がします。



Superfly「Gifts」
2018年10月10日リリース
シングル

Gifts(初回限定盤)<CD+DVD> - Superfly
Gifts(初回限定盤)<CD+DVD> - Superfly
posted by なっくる at 20:10| Comment(0) | MUSIC LIFE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする