今年最後の更新は、毎年恒例のマイベストソング下半期編。
今年はライブなど思うように活動できなかったアーティストも多かったと思いますが、それでもたくさんの良い曲を届けてくれたことに感謝です。
2020年上半期 マイベストソング3030.恋がはじまる/GOOD BYE APRILJ-POPの良質なエッセンスばかりを抽出したようなポップソング。
どこか漂う懐かしさと安心感がただ心地良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=LOoGZ65vbYQ29.ABCがワカラナイ/Hi Cheers!「バックで大人が動いている」感が若干気になりつつも、それを払拭してしまうほどゴキゲンなポップチューン。
ラテンテイストが入ったディスコサウンドのサマーソングって王道過ぎるほど王道なJ-POP。
https://www.youtube.com/watch?v=gpSfuHh3Wmk28.Times/SASUKEメロウなトラックの心地良さ。
音源だけで聴いたら気付かないかもしれませんが、実は数学記号がたくさん隠されている歌詞のアイディアが斬新。
https://www.youtube.com/watch?v=cLPwsGEH1E827.サンキュー神様/菅田将暉×中村倫也菅田将暉の力強くもどこか不器用さのあるボーカルと、中村倫也の甘くも芯の強さが感じられるボーカル。
シンプルな楽曲の中で、この2人の人間としての魅力が存分に伝わってくるような気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=WMzlv_g6FSY26.my^2/Half time Oldロックバンドとして音楽を奏で続けることへの決意、というよりも彼ら自身が誰よりもただただ楽しんで音楽をやっているということが伝わってきて嬉しくなります。
キャッチーなメロディとアップテンポのサウンドの高揚感。
https://www.youtube.com/watch?v=oolSXrRvVSU25.ねぇミスター/KALMA青春の初期衝動を全部一気に閉じ込めてパッケージしたような楽曲。
まだ20歳とは思えないほどのクオリティですが、20歳だからこそ歌える歌でもあるような気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=rKJeUw1EJdI24.あたらしい朝/リュックと添い寝ごはんどこにでもいそうな若者のいつもの風景をそのまま切り取ったような日常感。
メジャーデビューで新しいスタートを切ったこのバンドの今後の活躍を期待させてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LSpqATwbF_823.さみしいよるのうた/Mr.ふぉるて目まぐるしく移り変わる感情をそのままメロディで表現するかのようなソングライティングセンス。
わずか2分ちょっとの楽曲とは思えないほどの充実感。
https://www.youtube.com/watch?v=bWJPDkQc8l822.我愛你/Cody・Lee(李)キレのあるサウンドとどこかオリエンタルなテイストがクセになります。
「もうトレンドは関係ない」と言い切ってしまう潔さ。
https://www.youtube.com/watch?v=uwS__WiOYTI21.Sunny drop/Novelbright正直あまり好きになれなかったバンドだったのですが、歌い出しでいきなり高音に移行するメロディラインに驚いてハマってしまいました。
突き抜けるほど圧倒的なボーカルと爽快なサウンドは、まさにこのバンドの実力そのもの。
https://www.youtube.com/watch?v=KFtN6OmVkRg20.夏の重力/The Songbards誰しもが心の中に持っている夏の情景を呼び起こしてくれるような普遍的なポップソング。
カセットテープで聴きたい質感のエヴァーグリーンな心地良さ。
https://www.youtube.com/watch?v=uPFIygs7WzE19.異邦人/宮本浩次この曲に限ったことではないのですが、ここ最近のカバーソングの中でも宮本浩次が手掛けたカバーソングの素晴らしさは突出していると思います。
歌い出しと同時に一気に彼の世界に引きずり込んでしまうほどの魅力を持った唯一無二の歌声。
https://www.youtube.com/watch?v=shMW6xhNtis18.シェイクスピアに学ぶ恋愛定理/原因は自分にある。鮮やかな鍵盤の音色がとびっきりオシャレ。
キレのあるメロディが心地良くて思わずハマってしまいました。
https://www.youtube.com/watch?v=HK8CCSngJHE17.ドント・ストップ・ザ・ダンス/フィロソフィーのダンスブラックミュージックのテイストが入ったどこか懐かしいディスコトラック。
心を震わせるソウルフルなボーカルは、アイドルの域を超えています。
https://www.youtube.com/watch?v=6mRH390l-jk16.Party Starters/嵐低音ビートが響くトラックとサビの「oh-oh-oh-oh」というフレーズがクセになります。
活動休止前ラストのシングルのタイトルが「Party Starters」という心憎さ。
https://www.youtube.com/watch?v=f21KrWqxJqM15.されどBGM/フレデリックライブ会場で爆音で聴きたい、最高にクールなダンストラック。
ちょっとレトロなテイストを盛り込んでくれるのが、フレデリックならではの良さ。
https://www.youtube.com/watch?v=DIBA2x1oj4g14.素敵な朝/Crispy Camera Club普段の生活の中でも口ずさみたくなるような自然体のメロディが魅力的。
退屈な日常でも、まさに「素敵な朝」を演出してくれそうなポップソング。
https://www.youtube.com/watch?v=XFtSaRqPJoM13.SOS/セットラウンドリー美しく切ないメロディが心地良いバラードナンバー。
「大好きなもの 大好きだと言えない」ような不器用な人間の心情を描いた歌詞が心に響きました。
https://www.youtube.com/watch?v=bI8DaVK98l412.わたしを夢からつれだして/愛しておくれパンクテイストの強いこのバンドには珍しく、メロディアスでポップなナンバー。
グッバイフジヤマの頃から変わることのないメロディセンスの良さ。
https://www.youtube.com/watch?v=gGdLr-caPHM11.メモリーズ/ベランパレード器用に生きることができない繊細な人間をそっと応援してくれるような歌詞が心を打ちました。
「ズル休んでも生き延びてよ」というフレーズの優しさ。
https://www.youtube.com/watch?v=EiZRTMA-oZc10.KISSIN'MY LIPS/Snow Man全英語詞のクールなダンストラックは、ジャニーズソングの域を超えていて、世界水準と言っても遜色無いほど。
ちょっと大人の色気を感じさせる息の合ったダンスパフォーマンスも最高にカッコ良いです。
あまりのレベルの高さに、ちょっと驚いてしまいました。
9.ドレスを着て/climbgrowこの曲の冒頭のギターリフは、2020年ベストイントロに選びたいほどのカッコ良さ!
シビれるほどのエモーショナルなボーカルはロックンロールへの愛とリスペクトを感じさせます。
メロディライン自体もとにかく心地良くて、まさにこういうロックンロールバンドを待っていました。
8.おかしなふたり feat.Haruko Madachi/リ・ファンデThe Wisely Brothersの真舘晴子をフィーチャリングしたナンバー。
ブラックミュージックテイストのメロウなサウンドとちょっとアダルトな大人の恋愛を描いた歌詞。
全体的に大好きな楽曲なのですが、特に歌い出しからAメロのメロディラインが好きすぎて、思わずその部分ばかりリピートしてしまいました。
7.silent/SEKAI NO OWARIセカオワ×クリスマスという組み合わせは、どう考えても良いに決まっているのですが、その期待に応えて、と言うより期待以上の楽曲を届けてくれました。
これからのクリスマスのスタンダードナンバーになってもおかしくないほどの美しいメロディのポップソング。
でも、ただ美しいだけの風景を描いているわけではなく、「降るなら積もってね、汚くなるだけだから」とかちょっと毒の成分を入れているのがセカオワならではの良さ。
6.YOLO/め組どちらかと言うと独特なサウンドや突拍子もないようなメロディラインが印象に残りがちなこのバンドですが、実は歌詞がとても良いということを改めて感じさせられた楽曲。
全ての頑張っている人たちを応援してくれるような楽曲ですが、そこで安易に「頑張れ」と叫ぶわけではなく、「無理しないようにしようぜ」というフレーズを使うところに、菅原達也の人柄の良さが反映されているような気がします。
「誰も教えてくれないから楽じゃないけど」というあまりにもやさしい言葉の連続に、涙腺が緩んでしまいました。
5.夏影テールライト/UNISON SQUARE GARDENユニゾンの真骨頂とも言える、美しく切ないメロディが魅力的な楽曲。
メロウでゆったりと揺れ動くようなメロディラインがとにかく心地良くて、何度もリピートして聴いていました。
夏の儚い恋を描いた歌詞の内容も切なくて心に響きます。
ラストの「幻に消えたなら ジョークってことにしといて。」というフレーズで余韻を残さずいきなり終わるところも、まさにこの夏のシーンが「幻」に消えたように思えて、それもまたかなり好き。
4.産声/Omoinotake今年下半期に最もハマったドラマは、「チェリまほ」こと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」でした。
そのタイトルから全く想像できなかったストーリーの展開に驚きつつも、登場人物たちが純粋に人を愛する想いに心を動かされ続けました。
このドラマで毎週オープニングを彩っていたのがこの楽曲。
自分の本当の気持ちを押し殺してしまい、自分が思うように生きることができない不器用な人間の背中をそっと押してくれるようなこの楽曲は、まさにドラマの内容にピッタリでした。
3.HIGH WAY/小山田壮平心地良いビートに肩の力を抜いていつまでも身体を委ねたくなる楽曲。
小山田壮平ほどのキャリアを重ねて多くの楽曲を作ってきたアーティストでも、ここまでシンプルに、音楽そのものの良さを追求したような楽曲を届けてくれるという嬉しさ。
「ガソリンは満タンでも少しガタがきているね」とか「どこへ向かっているのか それは分からないよ」とか「ロックンロールでもいい ジャズに浸るのも良い」とか、歌詞のフレーズの一つ一つはまさに小山田壮平の人生そのものを表しているかのよう。
彼の音楽を10年以上追いかけて来たファンにとっては、それもまた嬉しいところです。
今年本来予定されていた上海公演がキャンセルになってしまったのはただただ残念でしたが。
2.リンス/オレンジスパイニクラブ今年、「キンモクセイ」が想定外のバズり方をしたオレンジスパイニクラブですが、上半期の「37.5℃」に引き続き、下半期にもまた素晴らしい楽曲を届けてくれました。
どこか懐かしいフォークソングテイストのメロディが心地良いですが、実は魅力的なのは歌詞。
おそらく、ある少女の初体験から自らの春を売るようになるまでを描いているのだと思いますが、少女の微妙で繊細な感情を表現するセンスが素晴らしいなと思いました。
「初めての春」では「慣れた顔」をしていた少女が、「百度目の春」では「不安な目」をしているという表現がリアル。
どこか生活感や幼さも感じさせる「リンス」の香りを使用した表現が、聴いているだけでもすぐにでもその香りが伝わってきそうで、よりリアリティを増しているような気がします。
1.リナリア/Petrichorあまりにも切なくて儚くて美しい楽曲!
どこか哀愁感が漂うメロディと透明感のあるボーカル。
最初聴いた時では上質なポップスだなという印象でしたが、実は衝撃的なのは歌詞の内容。
浮気か不倫かわかりませんが、家をこっそりと抜け出して好きな男性のもとに通う女性の姿が描かれているんですね。
本来は許されない恋かもしれませんが、ドロドロした感じとか背徳感とかではなくて、ピュアに美しく描いているところが非常に魅力的だなと感じました。
恋心を「リナリア」の花言葉(=「この恋に気付いて」)で伝えている奥ゆかしさと、本当に好きな相手とは結ばれない想いのようなものが一気に伝わってきて、そのあまりの切なさが心を打ちました。
最後に、次点の楽曲はこちら。
どうせ、愛だ feat.クリープハイプ/空音https://www.youtube.com/watch?v=Brf2AspBfmwDear My Friend feat.Pentatonix/Little Glee Monsterhttps://www.youtube.com/watch?v=nN8_AGQIq5gふれたくて/浪漫革命https://www.youtube.com/watch?v=ZuDVN4Xp3LIfilm/Saucy Doghttps://www.youtube.com/watch?v=X9goE9a8haY夜風とハヤブサ/indigo la Endhttps://www.youtube.com/watch?v=eUY0R_wAhHU呶々々/テスラは泣かない。https://www.youtube.com/watch?v=GZDxeBhm8Zkエマ/Set Freehttps://www.youtube.com/watch?v=cIhW-1ajS5s僕はロボット/大橋ちっぽけhttps://www.youtube.com/watch?v=fdBZyjadMU4ココア/佐竹惇https://www.youtube.com/watch?v=mQT2Edd3ccQ僕らが強く。/DISH//https://www.youtube.com/watch?v=I86VksAreLg